イベント・見学会のご案内

活動レポート 組合変身中! Vol.1

平素は組合の活動に多大なご協力・ご支援いただき誠にありがとうございます。 組合員・会員の皆様に組合の活動を定期的にご報告する新たなツールとしてこの『活動レポート』を作成しました。
既にホームページや業界新聞を通じ、タイムリーにお伝えしておりますが、半年に一度はこのご報告にまとめてお渡しする予定です。
2013年に組合創設100周年を迎え、次の100年へ向けての新たな歩みを始めました。また本年4月には、新理事長のもと新たな組合活動がスタートしました。
急激な時代のうねりの中で私たち機械器具工具流通業界も大きく変わろうとしています。組合活動が組合員・会員各社様にとって激動の未来に向かって動き出す‘気づき’の機会となることを願い、「組合活動」をご報告してまいります。

新理事長・新副理事長就任

今年度の任期満了に伴う役員改選で、中山哲也氏(トラスコ中谷㈱社長)が新たな理事長に就任しました。また、副理事長は西川正一氏(西川産業㈱社長)、古里龍平氏(㈱ジーネット社長)、木村吾郎氏(カツヤマキカイ㈱社長)が就き、それぞれ新しく設けられたコミュニケーション委員会、企業見学委員会、社会見学委員会を担当することになりました。
中山理事長は、経営者の一層のスキル向上にフォーカスし、業界全体のレベルアップを促す方針を掲げています。そのため、知見を広げ、過去の商習慣や常識に捕らわれない経営発想・手法を見出せる機会となる企業の工場や社会資本の見学会を積極的に行う予定です。また、メーカーとの交流をさらに深め、会員の商品知識の向上と取扱商品の拡大などのバックアップに努めていく考えです。

第45回通常総代会(5月22日)

中山哲也理事長は、大阪市中央区のシティプラザ大阪で行われた通常総代会において、新体制の船出に当たって「色んな新しいものにチャレンジしていきたい」と述べ、出席者に組合活動への協力を求めました。

中山理事長は、今後の運営方針を①組織、活動内容のすべてを検証し、合理的なものに刷新します②社員教育より経営者に重点を置き、健全な企業経営のお手伝いができる組合活動を目指します③組合活動活性化のため、メーカー様に積極的にご参加いただける様にします④減少の一途をたどる会員数に歯止めがかかるよう、組合の存在価値と魅力を高めます⑤工場見学、企業見学を通して、業界の枠にとらわれない発想をはぐくむ場をつくります―の5項目に収斂して示しました。
議案審議では平成28年度事業報告書や収支決算、29年度事業計画・収支予算などが承認を受けて、役員・総代の改選も行いました。
続く懇親会は、役員・総代以外の組合員、メーカー会員(メーカー)が加わり総勢約150名が出席しました。これは当組合の1年間の行事や取り組みを説明する事業報告も兼ねており、今年は牛田幸吉氏から報告が行われました。
当組合では今後、中山理事長の方針のもと、経営者向けに焦点を絞り“未来に向かって動き出す気づきの機会”の提供に努めていきます。委員会は、コミュニケーション、企業見学、社会見学の3つの新設委員会に再構築を行い、当組合員の皆様により有意義な機会を創出します。また、現在敷いている支部制について、その解消を含め検討を加えていきます。そして、現在メーカー様が中心となっているメーカー会員をメーカー会員に改称し、当組合員の皆様とメーカー様の交流を一層深めていきます。

業界革新のためのアンケート調査

当組合では、昨年7月に「業界革新のためのアンケート調査」を実施し、その結果は今年2月にまとめています。質問票は組合員214社に送付し、54社から回答を得ました(回答率25%)。
今回の調査のテーマは、ズバリ本当に経営の役に立つデータを出すことです。そのため、内容は売上や利益に止まらず、給与や人事制度などのデータにまで踏み込んだものとなっており、これは当組合としては初の試みとなります。
今回の調査のテーマは、ズバリ本当に経営の役に立つデータを出すことです。そのため、内容は売上や利益に止まらず、給与や人事制度などのデータにまで踏み込んだものとなっており、これは当組合としては初の試みとなります。

従業員数によって生産性に大きく差が出る
生産性の違いがそのまま待遇にも影響
働きやすさを改善する取り組みが重要
継続的かつ精度の高い調査で業界の発展に寄与

そして、「たしかに回答は複雑かつ面倒ではあるが、今後、業界としてさらに発展していくためにも、こうしたアンケートに今後も協力していただけるようお願いしたい」と結んでいます。

中国・大連ツアー(5月16〜18日)

初の組合主催の海外視察として、参加者100名で中国・大連を訪れました。
アイリスオーヤマ㈱様が大連市内の各所に置く工場を巡って、メタルラックや使い捨てマスク、LED電球、家電製品、ペットフード、木製品などの製造工程を見学し、その内製化の高さやロボットシステムや自動倉庫の活用手法について説明を受けました。
また、アイリスオーヤマ㈱の大山健太郎社長様の講演会もあり、同社のこれまでの道程、メーカーとしての考え方などを聴きました。そして、ツアー中には、アイリスオーヤマ㈱の大山社長様も加わって、参加者全員での懇親パーティーも開かれ、大いに胸襟を開いて交流を深めました。

ものづくり体験

当組合では、ポリテクセンター関西(大阪府摂津市)で若手社員の取扱商品の知識・理解を深めることを目的とした講座「ものづくり体験」を毎年、行っています。旋盤やフライス盤を使って、実際に切削加工を行うことで、実践的な知識と技能を獲得します。知識・技術を少しでもバックボーンに持つことで、セールススキルのレベルアップを図ります。
今年は、6月に行い、旋盤コースとフライス盤コースで総勢34名が参加しました。

情報誌「工夫のるつぼ」

昨年度から当組合では、情報誌「工夫のるつぼ」を発行しております。これまで第3号目まで刊行済みで、組合員の皆様のお手元にも届いているかと思います。
発行の趣旨は、第1号目でも記載した通り「日頃、業務を行っていく上で、社長ご自身が知恵を出し(あるいは社員からの提案を受け入れ)、ひと工夫を凝らし、新たな視点で見直すことで、その工夫や改善がお客さんへのサービスの向上、社内的には合理化、効率化、活性化に役立っているという具体的な事例をご紹介」することにあります。
皆様には、近く第4号目をお届けいたしますので、業務改善の1つのヒントとして、ご参照ください。

共同事業のお知らせ

当組合では、各企業の経費削減のお役に立つさまざまな共同事業を行っています。未導入企業の皆様には、一度、検討されてはいかがですか?

ETCコーポレートカード=月5000円を超える料金に割引が適用されます。阪神高速道路走行に大変有利です。
共同運送制度=特別料金でほぼ近畿一円に配送できます。10㎏までの標準的な荷物では、運賃は400〜500円(集荷地域、配送地区によって違い)です。原則、前日午後6時までの集荷で、翌日午前9時までに届けられます。大口のご利用にはさらなる割引もあります。
ガソリン給油カード=全国のエッソ、モービル、ゼネラルのガソリンスタンドで組合員専用価格で利用できます。入会金・年会費は永年無料です。
カーリース=車両経費の削減、車両管理業務の軽減に役立ちます。定期的なメンテナンスで安全・安心です。
グループ保険共済制度=会社の弔慰金・見舞金制度として利用されてはいかがでしょうか?お手頃な掛金で社員の福利厚生が充実できます。具体例では、掛金は月770円。これで病気死亡で110万円、事故死亡で210万円、事故入院(業務上、業務外問わず)で1日当り1500円。

詳細は、組合事務局までお問い合わせください。

これからの予定

当組合では、今後“新たな組合活動に向けて”、組織体制や行事の見直し作業を進めていきます。
今後に予定されている主な行事は以下の通りです。組合員の皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
▽新年賀詞交歓会=2018年1月9日(火)、午後5時から。来年は、ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区)3階「万葉」が会場になります。会費はおひとりにつき¥10,000になります。
この賀詞交歓会は、毎年550名前後の方に出席いただいており、組合員の皆様の他、メーカーの代表者の方々も多数参加され、貴重な懇親、情報交換を深める場となっております。

▽工場見学会=2018年3月27日(火)、自動車メーカー・スズキ㈱様の工場(静岡県)を訪問する予定です。
▽会員総会=これまでの「通常総代会」の装いを改め、全組合員参加型の「会員総会」として2018年5月15日(火)、にシティホテルプラザ(大阪市中央区)で実施する計画です。これには関連メーカーの皆様にも参加していただく予定です。
▽全日本機械工具商連合会大阪大会=2年後の2019年の10月に当組合が主体となって開催する予定です。
※これらの他、当組合ではさまざまな行事を実施する予定です。適時、組合員の皆様にはご案内を差し上げてまいりますので、よろしくお願いいたします。

前西考夫前理事長お別れの会(10月25日)

当組合前理事長で9月14日に逝去された前西孝夫氏(エバオン㈱相談役、享年71歳)の「お別れの会」が大阪市北区の帝国ホテル大阪でしめやかに執り行われました。約320名に及んだ参列者は、祭壇の遺影に花を手向け、在りし日の写真などを見ながら故人を偲びました。
前西氏は、当組合役員として監事(2003年〜)、理事(07年〜)、副理事長(11年〜)を歴任され、14〜17年には理事長を務められました。委員会の活動としては、教育情報委員会で委員長を務めるなど主に当組合の教育関連示施策を主導され、当組合創立100周年(13年)に際しては、記念誌の作成に尽力されました。また、全日本機械工具商連合会では会長を15年〜17年に務められています。
当組合の活動に多大な貢献をされた前西孝夫氏に対し、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。